2020年3月29日日曜日

ゴリラ公園のテーブルトップジャンプ

ゴリラ公園のテーブルトップジャンプ。
ジャンプを飛べるようになり始めたBMX・MTBライダーにとって、ちょうど良い目標になるジャンプです。

うちの長男も昨年末に「3月末まで(未就学児のうち)にテーブルトップを飛び切る!」との目標を立て、ひたすらジャンプの練習ばかりしていました。
そして「これが飛べなきゃ始まらない」ステップアップ は1月中にクリア。



その後、本格的にテーブルトップの練習を始め、数百回の練習を経て、



期限ギリギリの昨日、とうとう飛び切ることができました。
動画を見てもらえばわかる通り、リアタイヤが少しゲシってしまっていますが、飛距離的には飛び切ってるので、まぁ一応OKでしょう!
本人的には不満だったようで、この後完璧な飛び切りをメイクしようとしたのですが、休憩している間に、逆向きの強風が吹き出してしまいリトライならず。
4月に小学生になったら、また頑張るみたいです。

不要不急の外出自粛要請が出ていますが、埼玉県知事の見解では子どもが公園で遊ぶのはOKで、長男的に「要で急」だったので出かけました。
これで「要で急」な目標はなくなったので、来週末は練習自粛ですかね。

2020年3月25日水曜日

3歳の長女のレーサーバイク

3歳、あと1週間で年少になる長女のレーサーバイクのバイクチェックです。



Haro bikesの2018だか2019だかのRace Lite Micro mini。
長男が1年2ヶ月ほど乗った自転車のお下がりです。
長男はグリップ以外は何もパーツを変えず、どノーマルのまま乗っていたのですが、長女にお下がりする時に、タイヤを新しくして、その他のパーツもいくつか変更しました。

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まず、身長がまだ98cmくらいで、そのままだと大きすぎて乗れなかったので、



ステムをANSWER BMXのAlloy Stems Miniに。
スペーサーで34mmか40mmのどちらかにできるのですが、34mmにしています。

また、足が短くて、もともとついていた130mmのクランクでは回せなかったので、



Answerの100mmに変更。
ギア比も元の38T-14Tでは重すぎて回せなかったので、Insight BMXのチェーンリングとシマノのコグを購入し、36T-16Tの激軽仕様に変えています。



ペダルも元のは踏み面が小さくて、足がすぐに外れてしまっていたので変更。
ChromagのRadarにシマノの長いピン(PD-M828)をつけたものに。
踏み面の大きさがちょうど良く、ピンも長いので、滑らなくなりました。



また、チェーン引きが調整しにくい形式だったので、頂き物のBazookaに。



そして、自転車を車載する時に、シートを外すのですが、クランプがネジ式で面倒だったので、Boxのクイックリリース式のものに変更。



グリップも、ゴムだけのやつだと、雨のレースで外れて困ったことがあるので、ロックリング式のものに変えてあります。
ヨドバシのポイントで買えるっていう理由で、Palmyの95mmを選択。

こうやって一覧にすると、結構いじっていて、お金もかなりかかっちゃってますね。
まぁ3歳児にぴったりのサイズのレーサーの完成車はないので仕方がありません。

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まだちょっと大きそうですが、公式戦に出られる年齢になるまで丸1年あるので、その頃には体が大きくなって、自転車のサイズもちょうど良くなるでしょう。
最近は、ゴリラ公園を一周できるようになり、1つ上・2つ上の子たちとも仲良くなって、楽しそうにちょろちょろ走り回っています。

2020年3月23日月曜日

秩父 2020シーズンオープン

3月20日から22日の3連休、秩父滝沢サイクルパークの2020年営業が開始されました。



この写真にはあまり人が写っていませんが、3日間ともかなり盛況だったようです。
わが家が訪れた22日には、夕方に昨年の全日本チャンピオンの中井飛馬君も撮影に来ており、4年ぶり?位に話すことができました。



年に10回以上行くならお得になるシーズン券(年間パスポート)も、限定100枚がこの3連休でほぼ売り切れたとか…。
うちは長男と自分の分を購入。



まだトレーニングコースしか走らない長女は、一般利用(利用するたびに料金を払う)にすることにしました。

これから1年間、何度も練習に訪れることになりそうです。
コースコンディションを確認するために、公式twitterを確認する日々も再開です。

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いよいよ、2020年のシーズンも本格的に始動!
公式戦の初戦は4月4・5日の秩父国際の予定でしたが、コロナウイルス感染症の流行のため9月に延期。
5月4日の岡山で開催される大東建託シリーズ(J1)からの参戦になりそうです。

2020年3月21日土曜日

IRJP MTBパーク

群馬県前橋市のIRJP MTB Park(IRJPマウンテンバイクパーク)に遊びに行ってきました。

IRJP MTBパークは、下り斜面にバームやジャンプが連続して作られたコースがあるマウンテンバイクのパークです。
コースは難易度が低い方から順に、

・ バンクドスラーロームコース
・ テーブルトッップコース(小コース)
・ ローラーコースターコース(中コース)
・ フローターコース(大コース)


の4つがあります。
バンクドスラロームコーステーブルトップコース(小コース)はキャニオンがないので、そこそこ自転車に乗り慣れている人なら、誰でも走れます。
ローラーコースターコース(中コース)以上のジャンプは、キャニオンがあるので、ジャンプに自信がない人はやめておいたほうが良いでしょう。
特にフローターコース(大コース)のジャンプは全てキャニオンがあり、大きさもかなり大きく、キャニオンもそこそこ深いので、ふじてんのリトルウィスラーの3連の左側(大きい方)を、鼻くそほじりながら余裕で飛べるくらいジャンプに慣れていないと、危ないと思います。

※ キャニオン:ジャンプの飛び出しと着地の間の谷。飛び切らないと谷に落ちるので事故になる。



長男は、何度も繰り返して小コースを走り、昼過ぎにはジャンプを全部飛び切れるようになって、気持ちよさそうに飛んでいました。
朝乗り始めた直後は、全く浮いてすらいなかったのに、子どもの適応力と成長は恐ろしいです。
自分は、大コースを何とか最後まで全部飛びきることができました。
一回キャニオンに落ちて、両脛血ダラダラになってしまいましたが。

IRJPで遊びたい方は、公式ページのメールフォームか、FacebookのIRJPページにメッセージを送るかして、申し込んで下さい。
開放日などもそちらに案内が出ています。
料金やルールなどについては、公式ページのこちらのページをご参照ください。


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IRJPの公式Youtubeチャンネルから、この日の動画が上げられたので貼っておきます!

2020年3月17日火曜日

Carnosa indoor bike park (カルノーサ インドアバイクパーク)

山梨県中巨摩郡に新たにオープンした屋内のパンプトラック、「Carnosa indoor bike park(カルノーサ インドアバイクパーク)」に遊びに行きました。

「中巨摩郡」と言われてもピンとこない方が多いかもしれませんが、中央道の甲府昭和ICのすぐ近くと言えば、だいたいの場所が想像できる人も多いでしょう。
ICから本当に近くて、信号2回曲がったら着くので、中央道が空いていれば、高井戸から1時間半かからない位で到着できます。
入り口も分かり易いので、カーナビやGoogle Mapで住所「山梨県中巨摩郡昭和町西条5047」を検索すれば、迷うこともないと思います。



看板のライトが落ちた後に撮ったので分かりづらいですが、外観はこんな感じです。
けっこうな台数が停められる無料駐車場もありました。



中に入ると、左側にメインのパンプトラックがあり、



右側にカフェとパンプトラックの受付を兼ねたバイクショップ、



そして、ミニランとフラット走行エリアがあります。

受付で説明書・誓約書を兼ねた書類に目を通し、サインをして、料金を支払えば、乗ることができます。
2020年3月の時点で、1h 1000円(800円)・3h 1500円(1000円)・6h 2500円(1500円)・1日 3000円(2000円)でした(括弧内は中学生以下料金)。
YBPの年パスを持っていれば、2割引になるようです。

この受付の際に、自分のレベルが、上級から順に赤色・黄色・青色のどれに当たるのか申請します。
そして、そこで渡されるレベルの色のリストバンドを巻いて、利用することになります。
このレベルは、初回利用時には基本的に黄色か青色になります。


スタート台からの眺め

黄色と青色の違いは、スタート台から走り始め、プッシュをいれてどんどん走れるなら黄色、無理なら青色といった感じです。
黄色以上のライダーと青色のライダーが混走すると危ないので、走行時間を分け、パンプを利用できない時間のライダーは休むかフラットエリア・ミニランで遊ぶというルールになっていました。



慣れない青色のライダーがいる時には、スタッフの方が近くで見守ってくれていました。
うちの長女はスタッフのお姉さんが好きになり「先生!先生!」と、嬉しそうに話しかけていました。

黄色から赤色には、スタート台から一度もこがずにプッシュだけで一周半し、真ん中にあるジャンプを飛びきれたら、昇級できます。
赤色に昇級すると、黄色のライダーは走行禁止のリップが立ち気味の2つのジャンプ(スタート台下りてすぐの右側と真ん中のジャンプの左側のリップ)を飛ぶことができるようになります。


ノーペダルでこのジャンプを飛び切れれば赤色に昇級

結構難しくて、バームでうまく加速できないと、スピードが足りなくなってしまいます。
僕はしばらく走って慣れてきたら、時々飛び切れるようになりましたが、お店の人に見てもらう「検定」を受けなかったので、昇級は次回以降に。
長男はノーペダルで飛び切るのは無理そうでしたが、コギを入れたらきちんと飛び切ってました。

行ったのは雨の土曜日で、結構な人数のライダーがいましたが、ルールがきちんと決められているので、待たされすぎてイライラすることも、危ないと思うこともありませんでした。
というか、おじさんの自分にはパンプトラックは運動強度が高く、5・6人走るくらい待たないと、あっという間に足がパンパンになって、まともに走れなくなってしまうので少し混んでいるくらいでちょうど良かったです。

乗らずに子どもの見学をするだけの親も、カフェがあるので、そちらでコーヒーを飲んだり、デザートを食べたりして、まったりと時間を過ごすことができます。
また、ライダーは休憩エリアへの飲み物の持ち込みが許可されていますが、持っていくのを忘れても、2ブロック隣のコンビニで買うことができます。

中央道さえ渋滞していなければ、東京から結構すぐに行けるので、これからは雨の日にはちょくちょく通いたいと思います。
中央道に渋滞がない日なんてめったにないんですけどね…。

2020年3月15日日曜日

ローカルレースへの参戦【BMXレースの始め方 ⑤】

用具が揃い、ある程度練習を重ね、「さあBMXレースに出場だ!」と思っても、JBMXF(全日本BMX連盟)JCF(日本自転車競技連盟)主催の日本全国を転戦する所謂「公式戦」にいきなり出場するのは、なかなかハードルが高いと思います。

そこで初めてのレース出場にオススメなのが、各地のレースコースで開催されているローカルレースです。
新潟県BMX協会・関西BMX競技連盟・広島県BMX協会など、各地のJBMXFの加盟団体(下部組織)が、定期的にローカルレースを開催しています。
そして、僕が住む関東圏では、
 ・ シーサイドカップ @ ひたち海浜公園 (運営協力 茨城県BMX協会
 ・ 滝沢サイクルパークカップ @秩父滝沢サイクルパーク
 ・ JOSF 日本オフロードショートトラック連盟の定期戦 @TBS緑山スタジオ or ゴリラ公園
の3つのローカルレースが定期的に開催されています。(他にもあったら教えて下さい!)

この3つの中でももっとも敷居が低いのが、JOSF主催のレースです。
うちの長男も僕も、このJOSFのレースで、BMXレースデビューを果たしました。
東京・神奈川・埼玉近辺に住んでいて、「とりあえず一度BMXレースを体験したい!」という方は、まずはこのJOSFのレースに参加してみるのがオススメです!


Oct/2018 長男レースデビュー@緑山 普段着にヘルメットとプロテクター

【JOSFのレースを勧める理由】

① コースが比較的初心者向け

JOSFのレースは、神奈川県横浜市にあるTBS緑山スタジオ内のコースでほぼ毎月、埼玉県川口市にあるゴリラ公園のBMXコースで年4回程度開催されています。
この2つのコースは、初心者に優しいコースで、自転車で立ち漕ぎができる人、幼児でもある程度の坂が登れる子なら、競技経験がゼロの人でも比較的安全に完走できる作りになっています。
そして、自転車歴や年齢などによる利用制限もありません。
シーサイドカップのひたち海浜公園や滝沢カップの秩父滝沢サイクルパークのコースは、いずれもJBMXFの公式戦や全日本選手権、国際大会などで使われる本格的なもの。
意図せずともスピードが出てしまう一方で転びやすく、転ぶと大きな怪我になってしまうこともあるコースで、基本的にレース経験者もしくはスクール受講済みのライダーしか走ることがでず、レースにも参加できません。


Nov/2018 緑山のレースコース


② 簡単に当日エントリー&登録ができる

シーサイドカップ・滝沢サイクルパークカップ・JOSF定期戦とも、基本的に当日エントリーが可能です。
ただ前2者は、先ほども書いた通り、レース経験者かスクール受講済みのライダーしか参加できません。
また、保険に入る手続きが必要だったり、当日エントリーだとエントリー費が高くなったり、事前エントリー多数の場合は当日エントリーができなかったりします。
一方、JOSFのレースは、自転車に乗ってコースを完走できる(自信がある)人なら、当日ふらっと行って、簡単に必ずエントリーできます。
また、入会して会費(年単位)を払うと、レース毎のエントリー費がだいぶ安くなり、エントリーの手続きも簡単になるのですが、この入会もレース当日に申込書1枚に必要事項を記入し、その場でお金を払うだけでできます。


③ 簡単にスクールに参加できる

JOSFでは2ヶ月に1度程度、緑山のコースでスクールを開催しています。
こちらのスクールも、当日受付時間に現地で申し込みをするだけで、簡単に受けられます。
また、自転車やフルフェイスヘルメット・プロテクターなども、無料で借りられます。
ひたち・秩父でも非常に質の高いスクールを行っていますが、こちらは年間エントリーだったり、事前エントリーだったりなので、当日「今日行くか!」では参加できません。

※ 「事前エントリー問題なし!」なら秩父のスクールがオススメです!
  初心者スクールのステップ3を受講すれば、巨大なスタートヒルを下りる許可がもらえます。
  すると、コースを一周走れるようになり、滝沢カップにエントリーできるようになります。
  長男と僕は、秩父のスクールを受けることで、レースの練習を始めました。


④ クラス分けが実年齢別

シーサイドカップのクラス分けは競技レベル(スクール生でない者は要相談)、滝沢サイクルカップのクラス分けはタイムアタックのタイムに基づき行われます。
同じ位の速さのライダーと一緒にレースを走ることになるので、面白いし、良い練習になるのですが、同年代の中で自分がどの程度の速さなのか分かりづらいです。
一方で、JOSFでは、実年齢で、6歳以下・7歳・8歳・9歳・10〜11歳・12〜13歳・14〜29歳・30歳以上にクラス分けされます(BMXのクラス分け・MTBは違うので注意・14歳以上は上級者クラス有り)。
そのため、初心者の人でも、同年齢の競技経験が豊富な人と一緒に走れるので、速いライダーの凄さや自分との違いを体験し、それを目指すことができます。
また、学年ではなく、実年齢でクラス分けされるので、年間を通して見ると、生まれた月による有利・不利がなく、どの子も誕生日の直前には自分が一番年齢が上=有利な状況で走ることができます(低年齢の子は月齢の違いによる成長差が大きい!)。


May/2019 年上の子が別クラスになり、レースで前の方を走れるようになってきた長男


⑤ 表彰とポイント制でやる気アップ

JOSFのレースでクラス別3位以内に入ると、レース後の表彰式で、メダルをもらって表彰台に上ることができます。
また、年3回開かれる「ビッグレース」などでは、さまざまな副賞ももらえます。
全国の猛者が集まり、2学年のライダーたちの中で戦うJBMXFの公式戦で、3位以内に入ってもらえるのは、物としては賞状1枚。
それと比べ、JOSFのメダルはなかなか立派で、これをもらうのが嬉しくて、やる気を出す子もいます。
また、毎回メダルをもらえる速いライダーは、このメダルを何枚か集めて、駐車券(車で行くと駐車代1000円がかかります)に換えることもできます。
さらに、レースでは順位に基づきポイントを貰えるのですが、これについても年間表彰があったり、次の年のゼッケン番号に影響したりするので、このポイントをめぐるライバルとの争いも楽しむことができます。


以上、初めてのBMXレースにJOSFがお勧めな理由を、5つのポイントに分けて書いてみました。
他にも都心や横浜・川崎から一番近いレース会場であることとか、JBMXFの公式戦には出ない純粋に自転車に乗ること・レースに出ることを楽しんでるライダーが多いことなども、JOSFの良いところだと思います。


どんなスポーツも、まずは始めてみることが一番!

JOSFのレースは本当に敷居が低いので、どうしようか迷っているなら、まずは出場してみましょう!
レースに出場することで、練習では分からなかった自分の強さや弱さが分かることも多々あります。
コロナウイルスの流行で、今月のコース解放とレースはなくなってしまいましたが…。

2020年3月13日金曜日

BMXレースの練習ができる場所 ⑵【BMXレースの始め方 ④】

前回に引き続き、BMXレースの練習ができる場所の紹介です。

今回は前回紹介しなかったレースコースやダートジャンプなどの各種ダートコースを、公営・私営ごちゃまぜで、都道府県別に紹介していきたいと思います。
また、記事が長くなるので、関東地方のみの紹介になりますが、ご了承ください。

※ 前回と同様、自分が行ったことがある場所を、自分の体験に基づき、主観的に紹介しているだけです。
 正確な情報については、公式ホームページを見たり、直接問い合わせてみたりして、ご自身でご確認をお願いします。



【群馬県】

・ Fruit Action park

2018年に安中市にできたダートジャンプのパーク。

初心者でも楽しめる小さめのこぶのラインから、キャニオンが続くラインまで、誰でも楽しく乗れるパークです。
雰囲気や周りの環境も含め、個人的に、最もオススメする、今まで行ったダートコースの中で一番好きな場所!
楽しく乗りすぎて、携帯・カメラを車に放置してしまったので、写真で紹介できないのが残念です。

個人で管理されているパークですが、ゲスト大歓迎なようですので、乗りたい方はインスタグラム @fruit_actionpark に連絡してみて下さい!
料金は管理費として、18歳以上200円・18歳未満無料と、驚きの安さです。


【埼玉県】

・ ゴリラ公園

川口市の公共の公園「ゴリラ公園」のBMXレースコース。
ローカルの方々が管理をされており、また、JOSF 日本オフロードショートトラック連盟が年に4戦ほどレースを開催しています。

雨などでコンディションが悪くない限り、365日、日が出ている時間なら無料で乗ることができる、貴重なコースです。
閉まる時間が少し早いのですが、駐車場も無料です。

コブが優しい難易度が低めのコースで、初心者や基礎練をしたい上級者にオススメです。
ヘルメット・手袋・長ズボンを着用していれば、競技用BMXでなくても乗れるので、レースを始める前に、お試しで乗るのにも良いと思います。



参考までに、長男がレーサーに乗り始めたばかりの頃に撮った動画です。
動画内で僕がグローブをしていませんが、本当はルール違反なので気をつけて下さい。

月に一度、日曜日の午前中にストライダー専用になることがあるので注意しましょう。
また、月・水・金曜日は、公園を管理されている方が散水しているので、邪魔をしないようにしましょう。
最新情報は川口市公園緑地公社による案内を参照して下さい。


【千葉県】

・ SSW 沼南スピードウェイ

「しょうなん」と名がついていますが、神奈川県の「湘南」ではなく、千葉県柏市の「沼南」にあるレースコースです。
2019年に、柏しょうなんユメファームの西側に、有志によって作られたようです。
利用料は運営維持金として、1日1000円 or 1時間500円。

ひたちなかのレースが中止になった際の帰宅途中に少し寄ったことがあるだけなのですが、全体的に下り基調の、気持ちよくジャンプ・ロールができるレースコースで、初めて大き目のジャンプやロールに挑戦するのに良さそうだとの印象を受けました。
実際、全くロールの練習をしたことがなかった長男が、やってみたらいきなり人生初のロールができていました。
完全まぐれで、その日はその一回限りでしたが…。

例によって、写真や動画を全く撮っていなかったのですが、公式Facebookページを見れば、コースの様子や開いている日時が分かると思います。


【東京都】

・ Smile bike park

東京都稲城市にあるマウンテンバイクのパーク。
実はBMXも乗れます(2020年3月時点)。
2種類のパンプトラックとダートジャンプコースは問題なく遊べ、頑張ればスラロームコースも走れるでしょう。


駐車場横のパンプトラックを走る吉井康平選手

料金は中学生以上が1日3000円・3時間2000円、小学生が1日1000円(平日割引あり)と少しお高めですが、都心から近いので、交通費を考えるとトントンといったところでしょうか。
営業日や解放状況などは、公式Twitterをご参照下さい。


【神奈川県】

・ TBS緑山スタジオ BMXコース

TBSの緑山スタジオの敷地内にある、かなり本格的なBMXレースコース。
毎月、JOSF 日本オフロードショートトラック連盟の定期戦が開催されています。
定期戦の他に、月に1回開放日があり、合計で月に2回乗れます。
開放日・定期戦の日程や利用料金については、JOSFのサイトを参照してください。



公式戦が開かれているトラックをスピードが出にくくしたようなコースで、1周完走するだけなら簡単ですが、速く走ろうとすると攻略難易度は高めです。
何度走っても、次から次へと新たな課題がでてくるので面白いし、良い練習になります。

都心からも近く、行くのに時間がかからないのでありがたいのですが、月に2回しか利用できないのが残念です。


・ うみかぜ公園 BMXダートコース

横須賀市の公共の公園、「うみかぜ公園」内に作られているダートコース。
ランバイクも走行可能なパンプトラックと、スタート台から海に向かって、行き2本・帰り各2本の計4本の直線のレーンがあります。



行き・帰りともに、それぞれレースコースに近いレーンと純粋にジャンプを楽しむレーンがあるので、自分のレベルや練習したいことによって、「行きはジャンプ・帰りはレース」とか「行きも帰りもジャンプ」など、レーンを選んで走ることができます。

利用料は無料、注意書きの看板があるので、一読してからのご利用をお勧めします。
以前は、ローカル以外のライダーが入りにくい雰囲気もあったと聞いていますが、最近になり管理するローカルが変わって、誰でもウェルカムな雰囲気になったようです。
公園内にはスケートパークもあるので、パークとダートの両方で遊べるのも、この公園の特徴です。


・ 寒川パンプトラック

2018年に、神奈川県寒川町のさむかわ中央公園の一角に作られたパンプトラックコース。
グラスファイバー製の移動式パンプトラックのコースが大小2つ常設されています。



パンプトラックのみの、ストイックな施設です。
プッシュプルがきちんとできる人なら、本気で乗ると、1時間で太ももがパンパンになって、歩くのも困難になる場合があります。
また、土のパンプトラックと比べ、コースアウトの恐怖を感じやすく、またその為か実際にコースアウトしやすいです。
週末は自転車競技をやっていない方の利用も多く、スピードを出して走れないことがあるので、平日の利用がオススメです。

同じ公園の敷地内にあるシンコースポーツ寒川アリーナ(寒川総合体育館)で受付をして、料金を払うと利用できます。
料金は1時間で、小学生以下は100円・中学生は400円、高校生以上は1000円(寒川町民割引あり)。
「1時間」が、「自分が始めた時間から1時間」ではなく、9時〜10時や14時〜15時など、「1時間区切りの枠」を指しているので、注意してください。
その他の利用条件やルールなどは、公式ホームページを参照ください。

※ コロナウイルスの感染拡大防止のため、2020年3月末まで閉鎖。


・ FBX

神奈川県藤沢市にかつて存在したダートジャンプのフィールド。


在りし日のFBX(2009年)。この日は雨上がりで乗れなかった。

10年ほど前に閉鎖されてしまったのですが、2020年に復活するようです!
詳細が分かり次第、こちらのブログでも紹介します。


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この他にも、個人運営のフィールドでインターネットでの紹介ができない場所だったり、僕が行ったことがなくて紹介できない場所だったりがあります。
紹介が可能な場所に、新たに行った際には、ブログの記事にしたいと思います。
また、「ここもオススメ!」という場所がありましたら、コメントで教えて下さい!

2020年3月9日月曜日

BMXレースの練習ができる場所 ⑴【BMXレースの始め方 ③】

レース用自転車その他の用具を手に入れたら、いよいよ、コースに行って練習開始!

と言っても、周りにレース経験者がいないと、ネットで練習できそうな所を見つけても、「今でも存在しているのか分からない」とか、「開いている曜日や時間が分からない」とか、「利用条件が分からず自分や我が子が利用できるか分からない」などの疑問・不安が出てくると思います。
実は、BMXレースの練習ができる場所は、新しくできたり、なくなってしまったり、管理者が変わってルールも変わったりということが結構あります。
なので、これについては、基本的に自転車や用具を買ったお店で聞くのが一番です。
と言うだけでは少し不親切なので、自分が行ったことのある場所のみになりますが、いくつかレースの練習ができるコースを紹介したいと思います。

今回は、その第一回目ということで、JBMXF(全日本BMX連盟)JCF(日本自転車競技連盟)主催のいわゆる「公式戦」でも使われる本格的なレーストラック(コース)を持つ施設の紹介になります。

※ いずれも自分の体験に基づいた主観的な紹介です。
 また、古い情報も含まれているかもしれません。
 最新の情報や利用ルールなどはホームページを参照したり、電話やメールなどで問い合わせ下さい。



・ 秩父滝沢サイクルパーク(埼玉県秩父市)

首都圏から一番近い?とは言っても奥秩父にあるので、結構遠い本格的なレーストラック。
5mの落差がある巨大なスタートヒルに加え、2020年にはオリンピックやワールドカップ(スーパークロス)と同じ高さの8mのスタートヒルが完成!(するらしい)
ダートジャンプコースやランバイクでも走行できるトレーニングコース、2020年に大幅リニューアルされたMTBコースなども併設されています。
東京オリンピックでは、コロンビア代表が事前トレーニング合宿を行う予定です。


Oct/2018 レーストラックとダートジャンプコース

気候によって前後しますが、毎年、4月頭〜11月末ごろまで、正式営業しており、期間中は定休日の木曜日以外は平日でも利用できます。
今年2020年は、3月後半の土日からプレ営業が始まる予定のようです。
秩父市が管理するパブリックな施設で、誰でも利用料金を払えば走ることができますが、スタートヒルは基本的に初心者スクールのステップ3を受講した人か、レース経験者のみの利用となっているようです。
毎月定期的に初心者スクールやスタートゲート練習会、ローカルレース(滝沢サイクルパークカップ)を開催しています。
また、2020年にはスキルアップスクールという、レース経験者向けのスクールも開催するようです。
自転車や用具をレンタルして、BMX体験をすることもできます。

秩父に住んでいる人以外は行くのが少し大変ですが、個人的に一番オススメする施設です。
充実の設備にイベント、いつも楽しませてもらっています。
レーストラックの難易度は少し高めで、スキルやコースへの慣れの違いによる差がかなり出るトラックだと思います。

駐車場からトラックが近いっていうのも、地味にありがたいです。
結構遠い施設が多いので。
飲料は自販機で買えますが、食べ物はカップ麺やお菓子など簡単なものしか売ってないません。
なので、昨年までは、最寄りと言っても20km以上離れた秩父市街のコンビニやスーパーなどで食べ物を買って行く必要があり、忘れると現地で手に入れることが困難でした。
それが、2020年2月末に、7kmほど離れた道の駅大滝温泉にファミマができたようなので、だいぶ便利になりそうです。

住所:埼玉県秩父市大滝2901
情報:ホームページ公式Twitter


・ ひたち海浜公園 BMXコース(茨城県ひたちなか市)

高速道路を使えば首都圏からかかる時間は秩父と同じくらい?より近い?の、本格的なレースコース。
ネモフィラとコキアで有名な、国営ひたち海浜公園の中にあります。
公園の営業日なら、雨天やその直後でコンディションが悪くない限り、通年毎日営業しており、東日本では貴重な冬でも乗れる本格的なトラックです。
毎月開催されているローカルレース「シーサイドカップ」や年間申し込みのスクールが開かれており、レンタルBMX体験もできるなど、秩父と同じくイベントが充実しています。

コースは、全日本選手権などでも使われるメイントラック(上級コース)とサブトラック(一般コース)があります。
メイントラックは5歳以上のBMX競技経験者もしくはスクール受講者のみが走ることができ、サブトラックは小学生以上なら誰でも走れるようです。
何をもって「競技経験者」とするのか不明なので、不安な方は電話等で問い合わせてみて下さい。


Oct.2019 J2茨城大会の公式練習中の長男

僕は走ったことがないのですが、ここでのレースに出た長男曰く「そんなに難しくないけど、こぐのが大変」とのことです。

利用する時は、公園の南駐車場に車を停め、自転車や必要な用具を持って中央ゲートから入園(要・入園料)し、左側の指定された通り道を通ってBMXコースに向かいます。
そして、コース入口にある受付で、ビブスを借りて乗る、といった流れになります。
駐車場からコースまで結構遠いので、タープテントや椅子・机など荷物が多い人は、アウトドアキャリー(ワゴン)などがないと移動が大変です。
高速道路で行くと、ひたち海浜公園ICを出てすぐに到着するので、コンビニなどに行きたい人は、あらかじめ高速に乗る前かPAで利用してきて下さい
公園内でも飲料や食料を販売しています。

住所:茨城県ひたちなか市馬渡字大沼605-4
情報:ホームページ利用ルール


・ 上越市BMX場(新潟県上越市)

日本のスキー発祥の地、金谷山の麓にある本格的なレーストラック。
4月末〜10月末頃の土・日・祝日に営業しています。
自分で自転車を持って来れば、利用料・駐車代ともに無料!
また、有料のレンタルBMXもあるようです。


Aug/2019 J2新潟大会

スタートヒルを下りた直後に長い直線があるのと、最後の第4ストレートが長い下りのリズムセクションになっているのが特徴のトラックです。
第2・第3ストレートは大きめのコブで構成され、速く走るにはテクニックと慣れが必要です。
こぎ・テクニック・慣れの総合力が問われる面白いトラックで、全然速く走れないのですが、僕はかなり好きです。

毎年8月に二日続けてJBMXF(全日本BMX連盟)主催のJ2・J1の公式戦が開かれていましたが、今年2020年は10月に全日本選手権が開かれる予定のため、8月には15・16日の2日連続でJ2が開催されるようです。
また、このコースを維持・管理しているJBA 上越バイシクル協会により、4〜10月にかけて毎月定期戦も開催されているようです。

上信越自動車道の上越高田ICを出て2つ目くらいのセブンイレブンがある信号(中田原南交差点)を左折し、1kmくらい行った左側にあります。
「レストラン ヨーデル金谷」が目印です。
セブンイレブンや通り過ぎて1kmほど行った右側にあるスーパーマケットなどで、食料・飲料などを買うことができます。

ローカルの人以外は、夏に行くことが多いと思うのですが、上越の夏はフェーン現象でめちゃめちゃ暑くなります。
更に、トラックは3方を山で囲まれており、蒸し風呂状態で40度オーバーの過酷な状況になることも…。
2019年8月の公式戦では、多くの選手が熱中症になりかけ、体調を崩していました。
小まめな休憩と水分補給をとり、くれぐれも気をつけて利用するようにしましょう。

住所:新潟県上越市大貫 698-1
情報:上越観光ナビによる案内


・ 大泉緑地 サイクルどろんこ広場(大阪府堺市)

可愛らしい名前ですが、公式戦が開かれる本格的なBMXレーストラックです。
2019年にはJCF(日本自転車競技連盟)主催の大阪国際が開かれ、2020年にはJBMXF(全日本BMX連盟)主催の大東建託シリーズ(J1)第3戦が開催されます。

大阪府営の巨大な公園「大泉緑地」の中(東端のやや南寄り)にあるコースで、施設利用料は無料です。
コースから一番近い駐車場は、公園の南端にある第3駐車場で、料金は1日停めて1000円ちょっとくらいです。
「一番近い」と行っても結構距離があるので、荷物が多い場合は、アウトドアキャリーがないとかなり大変です。


Oct/2019 第1ストレート横から見たトラック

上空から見るとひたち海浜公園のコースを左右逆にしたようなレイアウトで、第1ストレートを抜けると一気にコースの逆の端まで続く第1バームが出現し、その後、第1ストレートと第2ストレートに挟まれた第3・4ストレートを走ってゴールといった感じになっています。
コブは素直な感じでストレートの部分は走りやすいのですが、バームが特徴的で、周りのライダーの状況から、どのラインを選んで、どの程度こいで走るのかを判断するが難しい、頭をつかうコース、だった気がします。
去年の大阪国際に出場して練習走行・本番のレースを走ったのですが、風邪でふらふらで、練習もほとんどできず、速攻で予選落ちしたので、あまり記憶がありません…。

KBU 関西BMX競技連盟が、この大泉緑地のトラックとサイクルピア岸和田bmxのトラックで、年間7戦(2020年)のシリーズ戦を開催しているようです。
関東在住の身からすると、大泉と岸和田、通年乗れる本格的なトラックを持つ関西のライダーが羨ましいです。

大泉緑地にはスケートパークもあり、フリースタイル用のBMXも持っていけば、レースコースとパークの両方で遊ぶことができます。
今年のJ1には自分は出場しない予定なので、長男のレースのサポートをしながら、パークで遊ぼうと企んでいます。

住所:堺市北区金岡町128
情報:大泉緑地施設案内公式Twitter


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自分や長男が走ったことがある本格的なレースコースは以上になります。
2020年に公式戦が開催されるコースには、他にも、

・かさおか太陽の広場 BMX自転車競技場(岡山県笠岡市) 笠岡市民会館による紹介
・土師ダムBMXトラック(広島県安芸高田市) 広島県BMX協会

があります。
また、今年は公式戦が開催されないものの、本格的なトラックをもつ施設として、

・サイクルピア岸和田BMX(大阪府岸和田市) ホームページ

があります。
これら岡山・広島・岸和田についても、今年行く可能性が高いので(広島は参戦するか悩み中)、いずれはこちらのブログで紹介できればと思います。

尚、ネットでBMXのレースコースを検索すると、利用案内のページが出てくることがある

・【閉鎖】日本サイクルスポーツセンター BMXコース(静岡県伊豆市)

は既に閉鎖されているので、ご注意ください。
2017年の夏ごろまで、伊豆のCSC(日本サイクルスポーツセンター)内に、全日本選手権も開催されていた本格的なBMXのレーストラックがあったのですが、東京オリンピックのMTBコースを作るために閉鎖されてしまいました。
自分にとっても、すぐ隣のランバイクコースで長男を遊ばせたり、レーストラックで練習をしている知人の写真を撮ったりしていた思い出の場所なので、閉鎖は残念です。

2020年3月7日土曜日

BMXレースに必要な用具【BMXレースの始め方 ②】

☆ BMXレースに出る・練習をするために必要なもの

【絶対に必要なもの】
 ① レース用自転車
 ② フルフェイスヘルメット
 ③ グローブ
 ④ 運動に適した長袖・長ズボンの服

【ほぼ確実に必要なもの】
 ⑤ ニーシンガード(膝+脛のプロテクター)
 ⑥ エルボーガード(肘のプロテクター)

【場合によっては必要なもの】
 ⑦ ボディープロテクター
 ⑧ ネックブレース
 ⑨ ゴーグル



①の自転車については、前の記事に書いたので、今回は②〜⑨の用具について説明します。


【絶対に必要なもの】

まずは、絶対に必要な②〜④。
これらは、ほぼ全てのレースコースとレースで装着が義務付けられているので、何かしら用意する必要があります。


② フルフェイスヘルメット

命を守る大事な用具です。
できるだけ試着して、サイズが合ったものを買うようにしましょう。
走行中や転んだ時に揺れたりズレたりすると、走りにくいし危ないので、少しキツく感じる小さ目の物を選ぶと良いでしょう。
レース会場でよく見るメーカーは、Bell、Troy Lee Design、661、Fly Racingなど。


③ グローブ

必ず指先まで覆っているタイプのものを着けるようにしましょう。
メーカー別では、Troy Lee DesignやFox Racing、Dakineなどを着けている人が多いです。
また、最近ではポップなデザインのオーストラリア発のブランドFist Handwearも人気上昇中です。
4歳以下の子どもには、これらのメーカーのものだと一番小さいサイズでも大き過ぎる場合がありますが、その際にはヨツバサイクルの小さめのサイズを選ぶと良いでしょう。
破れたり、なくしたりしてしまうことが多いので、予備も1組持っていると安心です。


④ 運動に適した長袖・長ズボンの服

肌の露出が禁止されており、基本的に長袖・長ズボンを着ることが義務付けられています。
なお、下半身に関しては、膝くらいの長さがあるハーフパンツとニーシンガードで完全に覆われていれば大丈夫なので、夏場はその方が良いかもしれません。
また、JBMXF(全日本BMX連盟)JCF(日本自転車競技連盟)が主催する「公式戦」では、専用のレーサージャージ・レーサーパンツを着ないと、レースに出られません。


Troy Lee Designのキッズ用レーサージャージ・パンツ

それらのレースに出たい場合は、少しダボっとしているのが好きな人はTroy Lee DesignやFox Racingのものを、タイト目が好きな人はFaith Raceのものを手に入れると良いでしょう。


【ほぼ確実に必要なもの】

⑤と⑥は、多くのレースコースやレースで装着が義務付けられていたり、強く推奨されていたりします。
実際転んで血が出る系の怪我をするのは、膝・脛・肘がほとんどなので、着けていると無駄な怪我がだいぶ減ります。
怪我をすると一気に練習する気がなくなるので、義務付けられたり、強く推奨されたりしなくても、上手くなるために着けるべきだと思います。


⑤ ニーシンガード(膝+脛のプロテクター)

必ず膝だけでなく、脛もガードするタイプのものを着けましょう!
レースコースを走ると足がペダルから外れ、そのペダルが脛を強打することがあります。
脛にプロテクターをつけていないと、数針縫うレベルの切り傷ができてしまうことも結構あります。

大きく分けて、ゴムバンドで止めるタイプのものと、足を通して履くタイプの2種類があります。
バンドタイプの方は、装着が簡単な代わりにずれやすく、履くタイプのものはその逆です。
値段はバンドタイプの方が安いことが多いです。
好みが分かれ、どちらが良いとは一概には言えないので、取り敢えずどちらかを買ってしまうしかありません。
うちの長男は神経質で、ずれると物凄く気にして乗らなくなってしまうので、履くタイプにしました。


⑥ エルボーガード(肘のプロテクター)

こちらも、バンドタイプのものと、腕を通すタイプのものがあります。
それぞれの特徴はニーシンガードと一緒です。
腕を通すタイプのキッズ用のものは選択肢が非常に少ないのですが、バンドタイプだとニーシンガード以上にすぐにずれるので、「着けたくない」と嫌がる子が多いようです。
もちろんうちの長男も着けるのを嫌がります。


【場合によっては必要なもの】

⑦〜⑨は、キッズや速く走れる人はできるだけ着けた方が良いもの、或いは体質によっては必要なものになります。
気がついたら、うちの長男は全部着けるようになってました。


⑦ ボディープロテクター

サッカーや野球などをしていた方ならご存知だと思いますが、子どもは胸に衝撃を受けると「心臓震盪」になって、心臓が止まってしまう危険性がかなり高いようです。
ですので、ルール上義務になっていることはあまりない(「強く推奨」はされていることが多い)のですが、キッズライダーは胸を守るボディープロテクターを必ず着けるべきだと思います。
実際、レースコースでこれを着けていない子はあまり見ません。
Fox Racingなどから、色々なタイプのものが出ています。


⑧ ネックブレース

頸椎を守るために首に着けるプロテクターです。
「無傷で済むはずの転倒なのに、これを着けていたせいで鎖骨が折れてしまうケースがある」とも言われているので、当初は長男に着けさせていなかったのですが、今では装着させています。
頸椎損傷したら、鎖骨折るどころではないですからね…かなりスピードを出せるようになってきたし、ジャンプも飛べるようになってきたので、安全第一です。
また、これを着けた方が、実は鎖骨も折れにくくなるとの報告もあるようです。
装着方法を間違えると、全く意味がなくなってしまうので、説明書を読んだり、ショップの人に聞いたりして、きちんと着けましょう。


⑨ ゴーグル

砂や花粉、そして日光から目を守るゴーグル。
神経質で花粉症の長男は当然着けたがりました。
そして着けたら着けたで、今度はゴーグルが邪魔で気になると…。
何度か「我慢して着けてたら慣れるよ」と言って着けさせているうちに慣れたようで、少しでも砂が飛んでいたり、まぶしかったりしたら着けるようになり、「目が痛い」・「まぶしい」と文句をいうこともなくなりました。

多くの子ども、特に未就学児や低学年の子は、ちょっとしたことですぐ文句を言って、練習をしなくなります。
キッズライダーの親は、辛抱強く我が子を励まし、我慢させ、時には何かを買い与え、我が子が気持ちよく、楽しく自転車に乗れるように手助けしていかなければならないのです。
そして楽しく乗り始めると、帰らなければならない時間に「まだ乗りたい!」と言って駄々をこねるので、それも何とかしなくてはなりません…。

話がそれました。
ゴーグル、Oakleyや100%、Smithなどのブランドが人気です。


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といった感じで、今回はBMXレースに必要な用具の紹介でした。
全部一気に買うと、10万円くらいはすると思います。
自転車と合わせて、初期費用最低15万円くらい。
高いと考えるか、安いと考えるかは、人それぞれですね。
知り合いが増えてくると、サイズアウトして使わなくなった自転車や用具を、貰えたり・安く売ってもらったり・あげたり・安く売ったりすることも多いようです。
うちも先輩ライダーから、レーサージャージをたくさんいただき、非常に助かりました。
いずれは後輩たちに還元していければと思います。

2020年3月5日木曜日

BMXレースに必要な自転車【BMXレースの始め方 ①】

BMX Race。
テレビやネットなどでその存在を知り、自分も始めたい・子どもにやらせてみたいと思っても、何をどうすれば良いのか分からないことが色々あると思います。
そこで、【BMXレースの始め方】と題して、いくつかの記事に分けて、どうやったらレースに参加できるのか、紹介していきたいと思います。

今回は、その第一回の記事ということで、まずはBMXレースの練習やレースに必要な自転車と、それが何処で買えるのか説明します。


【レースに必要な用具の一覧】

BMXレースを始めるために必ず揃えなければならない物は、
 ① レース用自転車
 ② フルフェイスヘルメット
 ③ グローブ
 ④ 運動に適した長袖・長ズボンの服
になります。

そして、着けることが強く推奨される、或いはコース・レースによっては装着が必須なのが、
 ⑤ ニーシンガード(膝+脛のプロテクター)
 ⑥ エルボーガード(肘のプロテクター)
です。

その他にも着けた方が良いのが、
 ⑦ ボディープロテクター
 ⑧ ネックブレース
で、砂埃や日差しが気になる人は、
 ⑨ ゴーグル
も必要になります。


用具一式の装着イメージ。 Nov/2019 @秩父滝沢サイクルパーク

その中でも「これがないと何も始められない!」のが、① レース用自転車です。


【BMXの種目】

BMX競技(遊び)は、大まかに
 レース・パーク・ストリート・ダートジャンプ・フラットランド
の5つの種目に分かれています。
そして、各種目で推奨される自転車のスペックが違い、メーカーもそれぞれに適したモデルの自転車を販売しています(パークとストリート、パークととダートジャンプなどは、両方同じ自転車で遊ぶ人が多い)。
レースに必要な自転車は、もちろん「レース用BMX」、別名「レーサー」です。


【レーサーのサイズ展開】

レーサーは、サイズが小さい順に、
 18inch ホイール:Micro Mini
 20inch ホイール:Mini・Junior・Expert・Pro
と呼び名が変わり、メーカーによっては「Expert」と「Pro」の間の「Expert XL」や「Pro」より大きい「Pro XL」・「Pro XXL」などのサイズも展開しています。
「Expert」や「Pro」と名前が付いていますが、あくまでサイズを表す呼び名なので、身長によっては初心者でも「Expert」、初めて自転車にまたがる人でも「Pro」に乗ることになります。


【フレームの材質】

フレームの材質で分けると、レーサーには、
 鉄・アルミ・カーボン・ハイブリッド
の4種類があります。

鉄フレームの良いところは、独特のしなりがある乗り味と、頑丈なので多少荒く扱っても大丈夫な点です。
一方で、どうしても重量が重くなってしまうので、競技の結果を追い求めるガチなライダーで使っている人はあまりおらず、作っているメーカーも限られます。

一番メジャーで、多くのレースを始めた人が最初に乗るのがアルミフレームの自転車です。
軽くて硬いので自転車がよく進み、また比較的安価で、各メーカーから色々なモデルが出ており、選択肢も豊富です。
というか、Micro MiniからExpertサイズの自転車は、ほぼアルミフレームしか出ていないので、キッズレーサーは皆アルミフレームのレーサーに乗っています。

カーボンフレームの自転車は、アルミより更に軽く作られています。
トップレーサーの多くが乗っていることからも分かるように、一番優れているのですが、高価で比較的傷に弱いので、始めたばかりの人が乗る必要はないと思います。
サイズもProサイズ以上くらいからしか販売していないことが多いようです。

ハイブリッドフレームは、鉄とカーボンなど、一つのフレームの中に二つ以上の素材が使われているものです。
ロードバイクでは結構あった気がしますが、レーサーではほとんど販売されていないので、初心者が買うことはまずないでしょう。


【何を買えば良いの?】

最初の一台は、体の大きさに合ったアルミフレームの完成車を選べば良いと思います。
初めから「ガンガン練習して、成績を追い求めるんだ!」という決意の方は、お金はかかるけど自転車の重量は軽くなる「バラ組(こだわりのパーツを一つ一つ買って組み立て)」をしても良いかもしれません。
「とりあえず完成車を買ったけど、練習を始めてレースに出だしたら、色々パーツを替えたくなって、結局最初からバラ組した方が安くついた」という人もよく見ます。
お値段は、日本で正規品を定価で買うと、完成車が4〜8万円くらい(大人用は17万円くらいするめちゃめちゃ良いものもある)で、バラ組は20万円以上かかる感じです。
この辺りは、ライダーの(親の)やる気や性格、経済力で決めるしかないでしょう。

サイズの選び方や、各メーカーの特徴については、BMX KIDSさんの「レース用BMXの選び方・サイズについて」や「レース用BMXのメーカー一覧」が詳しいので、そちらを参照して下さい。
その他の記事も、レーサー、特にキッズレーサーの親なら必読の、とても面白く参考になるブログです。

また、色々とネットなどで調べるのも良いのですが、サイズ選びに関しては、レーサーで実際にコースを走ってみるのが一番です。
関東圏では、秩父滝沢サイクルパークひたち海浜公園JOSF 日本オフロードショートトラック連盟などのBMX体験やスクールで、レーサーをレンタルしてコースを走ることができます。
その他の地方でも、JBMXF(全日本BMX連盟)に加盟する各地方のBMX協会が体験会やスクールなどを行なっており、レーサーや用具をレンタルして、コースを走ることができるようです。
実際にレースコースを走ってみたら「怖すぎて無理!」とか「子どもがまだ小さすぎて無理!」ということもあるかもしれません。
そのためにも、自転車や用具一式を揃える前に、一度走行体験をしておくことをお勧めします。

二つのサイズで迷ったら、
・大き目の自転車
  安定感があるのでスピードが出ても比較的怖くない
  ジャンプやロール(後輪のみでの走行)など出来るようになっている動きを失敗しにくい
・小さ目の自転車
  操りやすいのでコブのこなしが比較的怖くない
  ジャンプやロールに新たに挑戦する時にやり易い
といった傾向があることを、参考にして下さい。
また、子どもは成長するので、キッズに関しては大き目を買った方が長く乗れてお財布に優しいのですが、大きすぎると、乗りづらくて面白くなくなってしまうし、何より危ないです。

メーカーやグレードで迷ったら、細かなスペックよりも色やロゴなど、見た目で選ぶのが吉です。
ぶっちゃけ、初心者はサイズさえ適正な自転車を選んでおけば、多少の重量やパーツの違いなど、乗っても違いが分からず、速さや上達にも影響しないことがほとんどです。
細かいことを気にするよりも、見た目が好きな自転車でやる気を出して、どんどん練習した方が上手くなります。


【どこで買うの?】

実店舗と通販、どちらでも買えますが、実店舗で買うことを強くお勧めします。
今のご時世、ネットを漁ればいくらでも自転車整備の方法を知ることができるので、初心者・未経験者でも、通販で安く買って、自分で自転車を組み立てることはできると思います。
とは言っても、経験を積んだショップできちんと組んでもらった自転車と、初心者が見様見真似で組んだ自転車では、性能に大きな差が出ます。
また、BMXレースは狭い世界で、情報がレースに参戦している内輪のみで流れることも多く、その情報を初心者に教えてくれるのがショップです。
多少値段が高くなっても、実店舗のショップで買う方が、はるかに得することが多いと思います。

ただ、気をつけなくてはならないのは、レーサーを買うことができるお店は多いのに、BMXレースに詳しいショップはそれ程多くないことです。
せっかく実店舗で基本的には定価で自転車を買うなら、BMXレースに詳しいショップで買いましょう。
首都圏近郊に住んでいる方なら、以下の3店舗のどれかに行けば、間違いないです!

小川輪業(東京都世田谷区)
 2019年全日本チャンピオンの中井飛馬選手をはじめ、多くのライダーが整備をお願いしているお店。
 ダウンヒル日本チャンピオンの井本はじめ選手をサポートするなど、MTBにも強いです。

AST(埼玉県和光市・秩父市)
 全日本選手権の決勝に何度も進出している高山兄弟のご実家。
 秩父店(AST Forest)では、兄弟の弟のゆうじろう君が店長を勤めています。

BMX Shop Cave(神奈川県横須賀市)
 「通販」・「パーク・ストリート」のイメージが強いお店ですが、実店舗もあり、レース用品も売っています。
 オーナーのご子息が以前にレースを転戦していたこともあり、オーナーの奥様が色々と教えてくれます。

この他にも、日本各地に、BMXレースに強いお店がいくつもあります。
最寄りのショップを知りたかったら、先ほど紹介した体験やスクールで、地元のオススメのショップを教えてもらうのも良いのではないでしょうか。


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またまた長々と書いてしまいましたが、これにてレース用自転車の説明はおしまいです。
レーサー購入について迷っている人が、この記事を読んで、少しでも参考になったと思ってくれれば幸いです。
それではまた!
次の記事では、自転車以外の用具について紹介したいと思います。

2020年3月3日火曜日

Wild Boar Cup Vol.3

緑山レースのMC「カザマックス」さんが、稲城のスマイルバイクパークで定期的に開催している「Wild Boar Cup」の第3回大会に、長男が出場しました。

大会の内容は、パークのスラロームを5本走り、ベストタイムを持ちタイムとして順位をつけるというものでした。
長男はMTBで参加し、記録は24.94秒・25.07秒・36.89秒(転倒)・24.44秒・24.03秒
キッズクラスの表彰台は遠かったけど、半年ほど全くMTBに乗っていなかった割には、よく走れていたと思います。


Feb/2020 @スマイルバイクバーク

ってか、撮っていただいた写真を見る限り、僕より攻めたラインを、きちんとバイクを傾けて曲がってます。
今はまだ自転車のスペックや筋力で勝っているので、長男より僕の方が速いですが、抜かされる日も遠くはなさそうです。

大会は午前で終わったのですが、午後もパークで自由に乗っていいとのことだったので、パンプトラックやダートジャンプで遊んできました。
特にパンプトラックでは、StartBMX.infoのこみねさんが持ってきてくれたスタートゲートを使って、タイムを計測してもらったり、ゲストライダーとして参加していたプロBMXレーサーの吉井康平選手やプロMTBダウンヒルレーサーの九島勇気選手の走りを見たりして楽しんでいました。
僕も少しだけ乗ったり、他の参加者の方や康平くん、勇気たちと話したりして、楽しい時間が過ごせました。

次回開催された時には、僕も出場して、まったりMTBを楽しみたいと思います。
ちなみに今回出場しなかったのは、前日にパークで転んで、ハンドルバーが尻に刺さり、切れ痔じじぃになって痛くて運動できなかったからです…(笑)

2020年3月2日月曜日

BMXレース、始めてました

超ご無沙汰しております。

前回の投稿から2年半ほどブログを放置してしまいましたが、まだちゃんとBMXに乗ってます。
ただ、乗り方は大幅に変わり、以前はほぼストリートのみで時々パークだったのが、最近はレースコースやダートでばかり乗るようになりました。

きっかけは長男が自転車に乗り始めたこと。


Feb/2020 ゴリラ公園

2018年の初夏、5歳の誕生日にMTBをプレゼントしてから、ちょくちょく稲城のSmile Bike Parkというところに遊びに行くようになりました。
そこで偶然、長男と同じ保育園に通うお子さんがいるご家族とばったり。
聞くと、ご家族でJOSF主催の緑山スタジオで開催されているローカルBMXレースに出られているとのこと。
お誘いいただいたので2018年9月のナイトレースを見学したところ、長男が「自分も出たい」と言い出したので、今度はレーサーを買い与え、早速翌10月の緑山から出場するようになりました。

2019年には、自分も緑山の30オーバークラスに参戦開始。
ちょくちょく表彰台に乗っています。
また、長男の方は、緑山に加え、5-6歳クラスの選手として、JBMXF(全日本BMX連盟)主催のJ2秩父やJ2新潟、J2茨城、JCF(日本自転車競技連盟)主催の大阪国際などにも出場しました。
結果は、決勝には残れるものの、表彰台まではあと一歩という感じ。


Oct/2019 ひたち海浜公園

今年2020年は、レース年齢(1〜12月区切りでその年の誕生日後の年齢)7歳になった長男は、JBMXFに選手登録してJシリーズや全日本選手権、秩父国際などにフル参戦し、自分は緑山や秩父のローカルレースにまったり出場していく予定です。
そして、せっかく存在を思い出したので、こちらのブログで、その様子を記録していこうと思います。
なので、時々のぞいていただければ幸いです!

相変わらず内容の薄い長文で、果たして最後まで読んでくれた人がいるか謎ですが、久々のブログはこれにておしまい!