2020年3月7日土曜日

BMXレースに必要な用具【BMXレースの始め方 ②】

☆ BMXレースに出る・練習をするために必要なもの

【絶対に必要なもの】
 ① レース用自転車
 ② フルフェイスヘルメット
 ③ グローブ
 ④ 運動に適した長袖・長ズボンの服

【ほぼ確実に必要なもの】
 ⑤ ニーシンガード(膝+脛のプロテクター)
 ⑥ エルボーガード(肘のプロテクター)

【場合によっては必要なもの】
 ⑦ ボディープロテクター
 ⑧ ネックブレース
 ⑨ ゴーグル



①の自転車については、前の記事に書いたので、今回は②〜⑨の用具について説明します。


【絶対に必要なもの】

まずは、絶対に必要な②〜④。
これらは、ほぼ全てのレースコースとレースで装着が義務付けられているので、何かしら用意する必要があります。


② フルフェイスヘルメット

命を守る大事な用具です。
できるだけ試着して、サイズが合ったものを買うようにしましょう。
走行中や転んだ時に揺れたりズレたりすると、走りにくいし危ないので、少しキツく感じる小さ目の物を選ぶと良いでしょう。
レース会場でよく見るメーカーは、Bell、Troy Lee Design、661、Fly Racingなど。


③ グローブ

必ず指先まで覆っているタイプのものを着けるようにしましょう。
メーカー別では、Troy Lee DesignやFox Racing、Dakineなどを着けている人が多いです。
また、最近ではポップなデザインのオーストラリア発のブランドFist Handwearも人気上昇中です。
4歳以下の子どもには、これらのメーカーのものだと一番小さいサイズでも大き過ぎる場合がありますが、その際にはヨツバサイクルの小さめのサイズを選ぶと良いでしょう。
破れたり、なくしたりしてしまうことが多いので、予備も1組持っていると安心です。


④ 運動に適した長袖・長ズボンの服

肌の露出が禁止されており、基本的に長袖・長ズボンを着ることが義務付けられています。
なお、下半身に関しては、膝くらいの長さがあるハーフパンツとニーシンガードで完全に覆われていれば大丈夫なので、夏場はその方が良いかもしれません。
また、JBMXF(全日本BMX連盟)JCF(日本自転車競技連盟)が主催する「公式戦」では、専用のレーサージャージ・レーサーパンツを着ないと、レースに出られません。


Troy Lee Designのキッズ用レーサージャージ・パンツ

それらのレースに出たい場合は、少しダボっとしているのが好きな人はTroy Lee DesignやFox Racingのものを、タイト目が好きな人はFaith Raceのものを手に入れると良いでしょう。


【ほぼ確実に必要なもの】

⑤と⑥は、多くのレースコースやレースで装着が義務付けられていたり、強く推奨されていたりします。
実際転んで血が出る系の怪我をするのは、膝・脛・肘がほとんどなので、着けていると無駄な怪我がだいぶ減ります。
怪我をすると一気に練習する気がなくなるので、義務付けられたり、強く推奨されたりしなくても、上手くなるために着けるべきだと思います。


⑤ ニーシンガード(膝+脛のプロテクター)

必ず膝だけでなく、脛もガードするタイプのものを着けましょう!
レースコースを走ると足がペダルから外れ、そのペダルが脛を強打することがあります。
脛にプロテクターをつけていないと、数針縫うレベルの切り傷ができてしまうことも結構あります。

大きく分けて、ゴムバンドで止めるタイプのものと、足を通して履くタイプの2種類があります。
バンドタイプの方は、装着が簡単な代わりにずれやすく、履くタイプのものはその逆です。
値段はバンドタイプの方が安いことが多いです。
好みが分かれ、どちらが良いとは一概には言えないので、取り敢えずどちらかを買ってしまうしかありません。
うちの長男は神経質で、ずれると物凄く気にして乗らなくなってしまうので、履くタイプにしました。


⑥ エルボーガード(肘のプロテクター)

こちらも、バンドタイプのものと、腕を通すタイプのものがあります。
それぞれの特徴はニーシンガードと一緒です。
腕を通すタイプのキッズ用のものは選択肢が非常に少ないのですが、バンドタイプだとニーシンガード以上にすぐにずれるので、「着けたくない」と嫌がる子が多いようです。
もちろんうちの長男も着けるのを嫌がります。


【場合によっては必要なもの】

⑦〜⑨は、キッズや速く走れる人はできるだけ着けた方が良いもの、或いは体質によっては必要なものになります。
気がついたら、うちの長男は全部着けるようになってました。


⑦ ボディープロテクター

サッカーや野球などをしていた方ならご存知だと思いますが、子どもは胸に衝撃を受けると「心臓震盪」になって、心臓が止まってしまう危険性がかなり高いようです。
ですので、ルール上義務になっていることはあまりない(「強く推奨」はされていることが多い)のですが、キッズライダーは胸を守るボディープロテクターを必ず着けるべきだと思います。
実際、レースコースでこれを着けていない子はあまり見ません。
Fox Racingなどから、色々なタイプのものが出ています。


⑧ ネックブレース

頸椎を守るために首に着けるプロテクターです。
「無傷で済むはずの転倒なのに、これを着けていたせいで鎖骨が折れてしまうケースがある」とも言われているので、当初は長男に着けさせていなかったのですが、今では装着させています。
頸椎損傷したら、鎖骨折るどころではないですからね…かなりスピードを出せるようになってきたし、ジャンプも飛べるようになってきたので、安全第一です。
また、これを着けた方が、実は鎖骨も折れにくくなるとの報告もあるようです。
装着方法を間違えると、全く意味がなくなってしまうので、説明書を読んだり、ショップの人に聞いたりして、きちんと着けましょう。


⑨ ゴーグル

砂や花粉、そして日光から目を守るゴーグル。
神経質で花粉症の長男は当然着けたがりました。
そして着けたら着けたで、今度はゴーグルが邪魔で気になると…。
何度か「我慢して着けてたら慣れるよ」と言って着けさせているうちに慣れたようで、少しでも砂が飛んでいたり、まぶしかったりしたら着けるようになり、「目が痛い」・「まぶしい」と文句をいうこともなくなりました。

多くの子ども、特に未就学児や低学年の子は、ちょっとしたことですぐ文句を言って、練習をしなくなります。
キッズライダーの親は、辛抱強く我が子を励まし、我慢させ、時には何かを買い与え、我が子が気持ちよく、楽しく自転車に乗れるように手助けしていかなければならないのです。
そして楽しく乗り始めると、帰らなければならない時間に「まだ乗りたい!」と言って駄々をこねるので、それも何とかしなくてはなりません…。

話がそれました。
ゴーグル、Oakleyや100%、Smithなどのブランドが人気です。


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といった感じで、今回はBMXレースに必要な用具の紹介でした。
全部一気に買うと、10万円くらいはすると思います。
自転車と合わせて、初期費用最低15万円くらい。
高いと考えるか、安いと考えるかは、人それぞれですね。
知り合いが増えてくると、サイズアウトして使わなくなった自転車や用具を、貰えたり・安く売ってもらったり・あげたり・安く売ったりすることも多いようです。
うちも先輩ライダーから、レーサージャージをたくさんいただき、非常に助かりました。
いずれは後輩たちに還元していければと思います。

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