そこで初めてのレース出場にオススメなのが、各地のレースコースで開催されているローカルレースです。
新潟県BMX協会・関西BMX競技連盟・広島県BMX協会など、各地のJBMXFの加盟団体(下部組織)が、定期的にローカルレースを開催しています。
そして、僕が住む関東圏では、
・ シーサイドカップ @ ひたち海浜公園 (運営協力 茨城県BMX協会)
・ 滝沢サイクルパークカップ @秩父滝沢サイクルパーク
・ JOSF 日本オフロードショートトラック連盟の定期戦 @TBS緑山スタジオ or ゴリラ公園
の3つのローカルレースが定期的に開催されています。(他にもあったら教えて下さい!)
この3つの中でももっとも敷居が低いのが、JOSF主催のレースです。
うちの長男も僕も、このJOSFのレースで、BMXレースデビューを果たしました。
東京・神奈川・埼玉近辺に住んでいて、「とりあえず一度BMXレースを体験したい!」という方は、まずはこのJOSFのレースに参加してみるのがオススメです!
Oct/2018 長男レースデビュー@緑山 普段着にヘルメットとプロテクター
【JOSFのレースを勧める理由】
① コースが比較的初心者向け
JOSFのレースは、神奈川県横浜市にあるTBS緑山スタジオ内のコースでほぼ毎月、埼玉県川口市にあるゴリラ公園のBMXコースで年4回程度開催されています。
この2つのコースは、初心者に優しいコースで、自転車で立ち漕ぎができる人、幼児でもある程度の坂が登れる子なら、競技経験がゼロの人でも比較的安全に完走できる作りになっています。
そして、自転車歴や年齢などによる利用制限もありません。
シーサイドカップのひたち海浜公園や滝沢カップの秩父滝沢サイクルパークのコースは、いずれもJBMXFの公式戦や全日本選手権、国際大会などで使われる本格的なもの。
意図せずともスピードが出てしまう一方で転びやすく、転ぶと大きな怪我になってしまうこともあるコースで、基本的にレース経験者もしくはスクール受講済みのライダーしか走ることがでず、レースにも参加できません。
Nov/2018 緑山のレースコース
② 簡単に当日エントリー&登録ができる
シーサイドカップ・滝沢サイクルパークカップ・JOSF定期戦とも、基本的に当日エントリーが可能です。
ただ前2者は、先ほども書いた通り、レース経験者かスクール受講済みのライダーしか参加できません。
また、保険に入る手続きが必要だったり、当日エントリーだとエントリー費が高くなったり、事前エントリー多数の場合は当日エントリーができなかったりします。
一方、JOSFのレースは、自転車に乗ってコースを完走できる(自信がある)人なら、当日ふらっと行って、簡単に必ずエントリーできます。
また、入会して会費(年単位)を払うと、レース毎のエントリー費がだいぶ安くなり、エントリーの手続きも簡単になるのですが、この入会もレース当日に申込書1枚に必要事項を記入し、その場でお金を払うだけでできます。
③ 簡単にスクールに参加できる
JOSFでは2ヶ月に1度程度、緑山のコースでスクールを開催しています。
こちらのスクールも、当日受付時間に現地で申し込みをするだけで、簡単に受けられます。
また、自転車やフルフェイスヘルメット・プロテクターなども、無料で借りられます。
ひたち・秩父でも非常に質の高いスクールを行っていますが、こちらは年間エントリーだったり、事前エントリーだったりなので、当日「今日行くか!」では参加できません。
初心者スクールのステップ3を受講すれば、巨大なスタートヒルを下りる許可がもらえます。
すると、コースを一周走れるようになり、滝沢カップにエントリーできるようになります。
長男と僕は、秩父のスクールを受けることで、レースの練習を始めました。
④ クラス分けが実年齢別
シーサイドカップのクラス分けは競技レベル(スクール生でない者は要相談)、滝沢サイクルカップのクラス分けはタイムアタックのタイムに基づき行われます。
同じ位の速さのライダーと一緒にレースを走ることになるので、面白いし、良い練習になるのですが、同年代の中で自分がどの程度の速さなのか分かりづらいです。
一方で、JOSFでは、実年齢で、6歳以下・7歳・8歳・9歳・10〜11歳・12〜13歳・14〜29歳・30歳以上にクラス分けされます(BMXのクラス分け・MTBは違うので注意・14歳以上は上級者クラス有り)。
そのため、初心者の人でも、同年齢の競技経験が豊富な人と一緒に走れるので、速いライダーの凄さや自分との違いを体験し、それを目指すことができます。
また、学年ではなく、実年齢でクラス分けされるので、年間を通して見ると、生まれた月による有利・不利がなく、どの子も誕生日の直前には自分が一番年齢が上=有利な状況で走ることができます(低年齢の子は月齢の違いによる成長差が大きい!)。
May/2019 年上の子が別クラスになり、レースで前の方を走れるようになってきた長男
⑤ 表彰とポイント制でやる気アップ
JOSFのレースでクラス別3位以内に入ると、レース後の表彰式で、メダルをもらって表彰台に上ることができます。
また、年3回開かれる「ビッグレース」などでは、さまざまな副賞ももらえます。
全国の猛者が集まり、2学年のライダーたちの中で戦うJBMXFの公式戦で、3位以内に入ってもらえるのは、物としては賞状1枚。
それと比べ、JOSFのメダルはなかなか立派で、これをもらうのが嬉しくて、やる気を出す子もいます。
また、毎回メダルをもらえる速いライダーは、このメダルを何枚か集めて、駐車券(車で行くと駐車代1000円がかかります)に換えることもできます。
さらに、レースでは順位に基づきポイントを貰えるのですが、これについても年間表彰があったり、次の年のゼッケン番号に影響したりするので、このポイントをめぐるライバルとの争いも楽しむことができます。
以上、初めてのBMXレースにJOSFがお勧めな理由を、5つのポイントに分けて書いてみました。
他にも都心や横浜・川崎から一番近いレース会場であることとか、JBMXFの公式戦には出ない純粋に自転車に乗ること・レースに出ることを楽しんでるライダーが多いことなども、JOSFの良いところだと思います。
どんなスポーツも、まずは始めてみることが一番!
JOSFのレースは本当に敷居が低いので、どうしようか迷っているなら、まずは出場してみましょう!
レースに出場することで、練習では分からなかった自分の強さや弱さが分かることも多々あります。
コロナウイルスの流行で、今月のコース解放とレースはなくなってしまいましたが…。
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